XBAPではBitmapEffectが使えない

こちらの小野さんのblogで知りましたが、下記のblogでスタンドアロンのWPFアプリケーションとXAMLブラウザアプリケーション（XBAP）の違いが紹介されています。

Comparing WPF applications and XBAP – What’s the difference? | WPF Wonderland

XBAPはコードアクセスセキュリティ（CAS）によりセキュリティサンドボックス上で実行されるため、いくつかの制限があります。WCFが使えないというのは結構有名な話なので知っていましたが、BitmapEffectが使えないというのは知りませんでした。
ということで、実際にどうなるのか試してみました。


XAML

<Window x:Class="Window1"
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
    Title="WindowsApplication1" Height="300" Width="300"
FontSize="24"
    >
  <StackPanel>
    <Button Margin="20" VerticalAlignment="Top">
      BitmapEffect 無し
    </Button>
      <Button Margin="20" VerticalAlignment="Top">
      BevelBitmapEffect
      <Button.BitmapEffect>
        <BevelBitmapEffect/>
      </Button.BitmapEffect>
    </Button>
  </StackPanel>
</Window>

上が普通のボタンで、下がBevelBitmapEffectをかけたボタンです。
これを単純にXBAPでも同じように記述して、実行してみた結果が下記の画面です。





BevelBitmapEffectが適用されていないことが確認できます。エラーなどになるわけではなく、単純に適用されないというだけのようですね。