XAMLのデザイナ

XAMLはタグを使って記述したものが文書やUIとして表示されるという点では感覚的にHTMLに近いと思います。しかし、HTMLのようにあらかじめ決められたタグだけを使用するというわけではありません。タグはクラスの数だけ存在することになるため、標準(PresentationCore、PresentationFrameworkあたり)で使えるものだけでもものすごい数のタグが存在します。
ですので、HTMLをテキストエディタで書くという人は結構いると思いますが、XAMLテキストエディタで書くという人はかなりの少数派になるのではないかと思います。ということで今回は、XAMLのデザイナ、もしくはXAMLデータをエクスポートできるものをいくつか紹介したいと思います。


XAMLPad
Windows SDKをインストールすると、XAMLPadが使えるようになります。
スタートメニューの

にあります。
XAMLPadはインテリセンスはききませんが、動作が軽快なので気軽に使うことができます。ちなみにXAMLPad自身がWPFアプリケーションになっています。



.NET Framework 3.0 RC1用のWindows SDKは下記のページからダウンロードできます。

Microsoft Download Center: Windows, Office, Xbox & More



"Cider"(コードネーム)
以前の投稿でも少し紹介しましたが、"Cider"はVisual Studio上で使用するXAMLのデザイナです。現在は、Visual Studio 2005用のエクステンションのかたちでCTP板がリリースされている"Orcas"をインストールすることで、使用できます。
今のところ唯一インテリセンスがきくのがこの"Cider"になります。



.NET Framework 3.0 RC1用の"Orcas"は下記のページからダウンロードできます。

Microsoft Download Center: Windows, Office, Xbox & More



Expression Interactive Designer
Expression Interactive Designerは、この製品単独でWPFアプリケーションを作成することができる製品です。C#VBのコードも書くことができインテリセンスがきくのですが、なぜか現時点ではXAMLのほうのインテリセンスはききません。
"Cider"との違いは、コントロールだけでなくRectangle(四角形)やEllipse(円)などもデザイナを使って描くことができますし、グラデーションや回転、タイムラインを使ったアニメーションもデザイナを使ってできます。



.NET Framework 3.0 RC1用のExpression Interactive Designer September 2006 CTPは下記のページからダウンロードできます。

Microsoft Download Center: Windows, Office, Xbox & More

Expression Graphic Designer
これはちょうどAdobeIllustratorに当たる製品で、名前の通りグラフィックソフトになります。これで書いたグラフィックをXAMLファイルにエクスポートできます。そのほかにもIllustratorのaiファイルなんかにもエクスポートできます。



.NET Framework 3.0 RC1に対応したXAMLファイルをエクスポートできるExpression Graphic Designer September 2006 CTPは下記のページからダウンロードできます。

Microsoft Download Center: Windows, Office, Xbox & More

ZAM 3D
ZAM 3Dは、Electric Rainという会社が作っている3Dのグラフィックソフトです。今回紹介した中で唯一3DグラフィックをデザインしてXAMLファイルとしてエクスポートできる製品です。ZAM 3DはXAM 3DではなくZAM 3Dであることに注意が必要です。



ZAM 3D July 2006 CTPは、下記のページからダウンロードできます。

404 (Page Not Found) Error - Ever feel like you're in the wrong place?