Vistaインストール後にXPをインストールした場合の対処方法
XPがインストールされている環境に、デュアルブートとしてVista Beta2以降をインストールした場合には、特に何の問題もなく2つの環境を使い分けることができるのですが、これが逆になるとそうもいかないようです。XPが起動するようになり、Vistaを起動することができません。
下記のページあたりを見ますと、ビルド5253以降ではブートローダーが新しくなっていて、Boot.iniファイルではなく、BCDEditというブートオプションの編集ツールを使用するようになっているようです。
http://www.exconn.net/Blogs/team03/articles/4530.aspx
http://www.microsoft.com/japan/whdc/driver/tips/debug_vista.mspx
このような場合の対処法が、下記のページ書いてあったのでご紹介します。
Beta2以降の場合の手順です。
- XPを起動して、VistaのインストールDVDの「boot」フォルダにある「bootsect.exe」というファイルをXPインストールドライブの「\Windows\System32」へコピーします。
- コマンドプロンプトを開き、コピーしたフォルダに移動し下記のコマンドを実行します。
bootsect /NT60 ALL - そのままコンマンドプロンプトで、今度はVistaのインストールドライブの「\Windows\System32」で下記のコマンドを実行します。
bcdedit /create {legacy} /d “Windows XP SP2”
bcdedit /set {legacy} device boot
bcdedit /set {legacy} path \ntldr
bcdedit /displayorder {legacy} /addlast - 再起動します。
これで、ブートローダーが立ち上がり、2つのOSを選択できるようになるのですが、私の場合はその先でうまくいきませんでした。この対処方法がまずいのか他のことが原因なのか、Vistaを起動してログオン後、しばらくするとブルースクリーンになってしまいます(以前、Vistaはブルーじゃなくてレッドだという記事を見かけたことがありましたが、やっぱりブルーに戻っていたのですね)。
下記に、BCDEditのGUI版であるVistaBootPROというソフトもあるのですが、これで設定しようにもやはりエラーとなってしまいます。
といわけで、ここまで書いておいて少々無責任ではりますが、あきらめてJuly 2006 CTPビルド5472でもインストールしたいと思います。もし、成功したという方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけますと助かります。