Surface Pro 3の発表で思うこと

 Surface Pro 3が発表になりました。どのような内容が発表されたのかはさまざまな記事があがっていますので、そちらをご覧いただければと思います。

Microsoft、9.1ミリ厚/800グラムの12型Windowsタブレット「Surface Pro 3」発表【詳細版】 (1/2) - ITmedia PC USER



 今回の発表で最も印象的だったのはディスプレイのアスペクト比が3:2となったという点です。これまでのSurface Proは1920×1080(フルHD)で16:9でした。他のメーカーのように画素数を増やしてよりPPIの高い高精細のディスプレイを搭載するという方向で行けば、その上のサイズは東芝のKIRAなどが採用している2560×1440です。さらに上となるとYoga 2 Proなどが採用している3200×1800です。いずれもアスペクト比は16:9です。


 しかし、Surface Pro 3はYoga 2 Proの276PPIといったさらに高精細なディスプレイを搭載するという道を選択しませんでした。Surface Pro 2は208PPIで、Surface Pro 3は216PPIです。ほとんど変わらないと言えるでしょう。タブレットやノートPCとしては、210PPI前後で必要十分という判断なのかもしれません。冷静に考えると網膜で識別できないものを提供しても意味がないということでしょうか。


 この3:2というアスペクト比を採用した理由として紙のノートのサイズに近いという説明がされていました。そして、ペンの性能向上もアピールしていました。先日もちょうどMicrosoft ResearchのInkに関する資料が話題になりました。この辺からこの先のマイクロソフトの方向性、あるいは次のWindowsの新機能が想像できるのかもしれません。


 追伸:ストアアプリ用のシミュレーターに3:2のディスプレイが追加されないと困りますね。