Windows 8 Release PreviewのデスクトップにおけるDPIスケーリング

 Windows 8 Release Previewでは、デスクトップ側のDPIスケーリング機能(コントロール パネル\デスクトップのカスタマイズ\ディスプレイ)が少し変更されています。


 Windows 7、そしてWindows 8 Consumer Previewまでは、下の図のようにDPIスケーリングの既定値は必ず100%となっていました。PCによってはメーカー側で出荷時の初期値を125%に設定したものもあるようですが、あくまでもシステムの既定値は必ず100%です。


Windows 7
15.6インチ 340×190mm 1920×1080 約143PPI



Windows 8 Consumer Preview
15.6インチ 340×190mm 1920×1080 約143PPI



 これに対してWindows 8 Release Previewでは、デバイスによって既定値が変化するようです。おそらくはMetroスタイルアプリのそれと同様にディスプレイのピクセル密度によって自動的に決定されているのではないかと推測します。


Windows 8 Release Preview
15.6インチ 340×190mm 1920×1080 約143PPI



Windows 8 Release Preview
11.6インチ 260×160mm 1366×768 約133PPI



 なお、1366×768のほうに150%という設定が表示されていませんが、これはこの設定に1200×900ピクセル以上のディスプレイが必要であるためで、Windows 7でも同様です。

[大 - 150%]。テキストやその他の項目が標準のサイズの 150% (1.5 倍) に設定されます。このオプションは、モニターがサポートしている解像度が 1200 × 900 ピクセル以上の場合にのみ表示されます。