IntelliSense For Expression Blend

08/08/21 一部追記

IntelliSense for Expression Blend



Visual StudioWPFSilverlightデザイナ”Cider”では、XAMLを記述する際にIntelliSense機能を利用できます。





ところが、Expression Blend(以下Blend)の場合、直接XAMLを記述することを推奨していないのかIntelliSense機能がありませんでした。
BlendにIntelliSense機能がないために、BlendとVisual Studioを行ったり来たりすることも多く、ぜひBlendにもIntelliSense機能を付けてほしいと個人的にも思っていたのですが、なんとその希望が意外なかたちで叶ってしまいました。

http://code.msdn.microsoft.com/BlendSense



MSDN Code Galleryにて、Blend 2.5 June Preview (Version 2.1.1535) 限定ではあるもののIntelliSense機能を実現するBlendのアドインが提供されています。もちろんその日本語版である「Blend 2.5 プレビュー 日本語版」でも利用可能です。


以下に適用方法を書いておきます。

  1. DownloadsタブにあるBlendSense Installからzipファイルをダウンロードする。
  2. そのファイルを解凍してできる「Blend.bat」ファイルと「Addins」フォルダすべてをBlend 2.5 プレビューのインストールフォルダ(既定では「C:\Program Files\Microsoft Expression\Blend 2.5 June 2008 Preview」)直下にコピーする。
  3. コピーした「Blend.bat」を実行してBlend 2.5を起動する。



これでSilverlightでもWPFでもどちらでも構わないのでプロジェクトを開き、XAMLビュー部分でXAMLを記述すれば、下記のようにIntelliSense機能が有効になっていることを確認できるはずです。





ただし、SilverlightのプロジェクトであってもIntelliSenseで表示されるメンバはWPFのものになります。また、Blend.batから起動する必要があるのは「Blend.exe」の引数として

-addin:Addins\Expression.Blend.IntelliSense.dll

を付けてやる必要があるためです。面倒な場合は「Blend.bat」に対するショートカットを作ってしまいましょう。