Blendの「オブジェクトとタイムライン」の表示について
Expression Blend(以下Blend)の[オブジェクトとタイムライン]とは、これです。
上記の画像の場合、LayoutRootというところに何やらボタンが3つあるというのは分かるかと思いますが、3つは微妙に表示が違います。これはそれぞれどのようなことを意味しているのかをすぐに理解できる方は少ないのではないでしょうか。
これをVisual Studio 2008(以下VS2008)の[ドキュメントアウトライン]ウィンドウで表示すると、下記のようになっています。
この例だとますます分からなくなりますね。
では、まずBlendの方の表示から。
1.無印の表示 Button
オブジェクトの名前(Nameプロパティ)
2.カッコ書きの表示 [Button]
オブジェクトの種類(タイプ)
3.ダブルクォーテーションの表示 "Button"
Contentプロパティ(ContentControl)やTextプロパティ(TextBlockなど)の内容
※Contentプロパティについては文字列の場合のみ
となっています。ただし、1つ目のオブジェクトの名前を設定してしまうと、2つ目と3つ目は表示されません。ですので
Button[Button]
Button"Button"
ですので、SubmitButtonと表示されていても、実際にはButtonオブジェクトではなくただのRectangleだったりします。まぁ、ButtonとRectangleでは左わきの小さなアイコンが違うので気がつくかもしれませんが、アイコンが同じオブジェクトの場合にはまったく分かりません。
では、VS2008の[ドキュメントアウトライン]はどうなっているか見てみましょう。
1.無印の表示 Button
オブジェクトの種類(タイプ)
2.カッコ書きの表示 (Button)
オブジェクトの名前(Nameプロパティ)
カッコの種類は違いますが、Blendと逆ですね。しかしながら、こちらは名前とオブジェクトの種類が同時に表示されます。
BlendとVSを統一して欲しいというのもありますが、やはり名前が設定されてもオブジェクトの種類は常に表示しておいて欲しいと思います。