VBとC#で異なる「対象のフレームワーク」がある場所

多くの方がご存じのとおり、Visual Studio 2008ではプロジェクトの作成時に対象のフレームワークバージョンを指定することができます。これはマルチターゲットと呼ばれる機能だそうです。詳しくは下記のページをご参照ください。

.NET Framework のマルチ ターゲットの概要



プロジェクトの対象フレームワークは、新規作成時だけでなく作成途中でも変更することができます。ところが、今回変更しようと思ったら対象のフレームワークを変更するあのコンボボックスがないのです。おかしいなと思い調べてみたところ、こういうことでした。


C#Windowsフォームアプリケーションプロジェクト
[アプリケーション]ページ (プロジェクト デザイナ) (C#)



VBWindowsフォームアプリケーションプロジェクト
[ビルドの詳細設定]ダイアログ ボックス (Visual Basic)






以前からそうですが、既定の環境設定が「全般的な開発設定」であったとしても、C#Visual BasicではVisual Studioの様々な部分が異なります。どちらかしか利用しないのであればそれぞれ最適な設定になっているのかもしれませんが、両方利用する機会がある方は結構戸惑うかと思います。同じ方が良いと思っている人も結構いるかもしれませんね。


ちなみに、Visual Studio 2008からWindowsフォームアプリケーションを新規に作成した時のデフォルトのプロジェクト名がC#では「WindowsFormsApplication1」に変更されていますが、Visual Basicでは「WindowsApplication1」のままです。意図的かどうかは分かりませんが。