Ajaxの次はComet?
おぎわらさんのblogの下記の記事により、AtlasはCometと呼ばれることになりそうだというニュースがITmediaの記事あることを知ったのですが、どうやらこれは誤訳によるものだったようで、Cometにはならないそうです。
でもこのCometという名称は、ITmediaの記事にも書いてありますがすでにAjax関連の用語で存在しています。
このCometについて、3/6-9にサンディエゴで開催されたEtech2006の「After AJAX: Low-latency Data to (and from) the Browser」というセッションでも紹介されたようで、その感想を書かれている下記のテクノラティさんのblogの記事なんかを読むと、なんとなくどのようなものか理解できます。
After AJAX: Low-latency Data to (and from) the Browser - *「ふっかつのじゅもんがちがいます。」withぬこ
Ajaxで非同期通信が可能になりましたが、あくまでクライアントからのリクエストなしにはサーバーから応答はありません。これに対してCometではサーバからデータを強制的にプッシュします。
詳しいことは分かりませんが、ポーリングなどを使用するのではなくどうやらHTTPコネクションをずっとつなぎっぱなしにするようです。
実際、GMailのGTalkではこのようなことが行われているみたいです。AjaxについでまたGoogleが引き金になっているんですね。
Atlasの名前がCometになることはないようですが、Atlasの最終版ではこのCometのようなサーバープッシュ型の通信を実現する機能が追加されているのでしょうか。