Atlas Control Toolkitについて
AtlasのApril CTP版にあわせてリリースされたAtlas Control Toolkit。これに含まれるサンプルとMicrosoft.AtlasControlExtender.dllがどのようなものなのか、ちょっと調査してみました。
なお、AtlasやAtlas Control Toolkitのインストールについては、ナオキさんのブログに非常に丁寧に書かれていますので、こちらをご参照ください。
http://cs.gogo-asp.net/blogs/naoki/archive/2006/04/18/550.aspx
Control Toolkitに含まれるサンプルをビルドしてできるAtlasControlToolkit.dllは、Microsoft.AtlasControlExtender.dllを使って作られたサーバーコンポーネントのようです。これらは、すべてのソースがついていて中身を見ることができます。
Extenderという名前が示すとおり、結果的な動作を見るとAtlas標準?のAutoCompleteExtenderなどと同じように他のサーバーコンポーネントに対して機能を提供します。例えば、ConfirmButtonExtenderは、ButtonやLinkButtonに確認メッセージのダイアログボックスを出す機能を提供します。大きく違うのは、設計時に各サーバコンポーネントのプロパティページにExtenderコントロールから提供されたプロパティが表示されるということです。これは、ちょうど拡張プロバイダコンポーネントの動きに似ています。
Microsoft.AtlasControlExtender.dllは、上記のようなコントロールを簡単に作成する為のアセンブリみたいです。インストール時にAtlas Ctonrolテンプレートというプロジェクトテンプレートがインストールされますので、これを使って比較的に簡単にAtlasControlExtenderコンポーネントを作ることが出来ます。
最も単純なAtlasControlExtenderコンポーネントの作り方がこちらに載っています。
ASP.NET Ajax : Enhanced Interactivity and Responsiveness | Microsoft Docs
AtlasControlExtenderコンポーネントを作れば、そのコンポーネントの使用者はJavascriptやAjaxの知識を必要とすることなく、Ajaxに代表されるようなリッチなクライアントを演出することができます。
下記のShawn Burkeさんのblogを見ると、Control Toolkitはコミュニティ主体で進められるようです。
いろいろと便利なAtlasControlExtenderコンポーネント出てきそうですね。